【ブログ】先出しユーザー事例!株式会社SHIFT様でのご活用事例

こんにちは。ソーラーウインズジャパンのHYUGAです。

 

この度、実際に弊社製品をご利用中のユーザー様に、導入の背景や利用した効果についてのインタビューの機会をいただきました。

今後詳しいご活用事例としてご案内させていただく予定ですが、今日は先取りでご紹介させていただきます!

 

株式会社SHIFTについて

今回インタビューをお受けいただいたのは株式会社SHIFT様です。

SHIFT様はソフトウェアの品質保証・テストを軸に、企画、開発、セキュリティやシステム性能の改善に関する領域や、

さらにはUI/UXを考慮したデザインやマーケティング・コンサルティングまで、ソフトウェアプロダクトの工程全般を支援している企業様です。

 

さまざまな業界・業種における業務知見や技術力を有する優秀な人材を採用し、専門分野の異なる30を超えるグループ企業とともに、

金融機関などのエンタープライズ領域におけるミッションクリティカルな基幹システムから、

ECサイト、スマートフォン向けのアプリ・ゲーム検証まで幅広い業界に対してお客様の「売れるサービスづくり」に貢献するサービスを提供しており、

ビジネスは急拡大を遂げており、従業員数はグループで1万に及びます。

 

今回、SHIFT様の急成長するビジネスを支えるITのオブザーバビリティ/運用監視ソリューションとして、

SolarWinds Network Performance MonitorとServer and Application Monitorをご採用いただきました。

700台以上のサーバー・ネットワーク機器や、50を超えるSaaSアプリケーション、社内アプリケーションの監視にご活用いただいています。また、弊社製品によって、オブザーバビリティの向上を実感する中で、将来的にはSHIFTグループ全体でのオブザーバビリティサービスの立ち上げ検討も視野にいれているとのことです。

 

 

課題

従業員数、ビジネス規模共に大きく拡大されているSHIFT様ですが、

5人のチームで全社のシステムインフラを企画・構築・運用を担当されており、

新しい社員の増加や新拠点の立ち上げなどにも対応されていますが、

従来のシステムインフラの監視では以下のような課題があったそうです。

 

  • ネットワークやサーバーの不調を社内ユーザーからの問い合わせで知る。
    対応が後手になっては業務に影響を与えてしまう可能性も。
  • 事象発生しても根本原因まで辿り着くのに時間がかかる、たどり着けない。
    各機器のログをたどって障害の分析にあたるが、過去の事象などの分析が困難なケースも。
  • SaaSサービスの利用の拡大に応じてユーザーからの問い合わせも増えているが問題発生時の調査や切り分けが困難
  • 事業の拡大を見据え、将来的なネットワーク整備を計画したいが、通信データ量の傾向分析が充分にできていない。

 

検討

こういった状況を少数精鋭で解決し、さらに1手2手先の取り組みを進めるため、

より効率的、効果的な監視の仕組みを検討されました。

ポイントは以下のようなものだったそうです。

 

  • 少数精鋭で運用するための導入・運用の手軽さ
  • 死活監視・性能監視・サービス(プロセス)監視を一元的に実施できること
  • クラウドサービスへの経路監視ができること
  • メーカー、ベンダーからしっかりとしたサポートを受けられること

ソリューション

SHIFT様ではオープンソース製品や、SaaS型・オンプレ型含めた監視製品など

実際に各メーカーとも直接やり取りしながら検討されたそうですが、

サポート体制、オンプレミス側の監視の機能性、運用負荷などから、

最終的にSolarWindsの監視ソリューションをご採用いただきました。

  • 簡単
    監視対象となるノード登録が簡単でMIBの取り込みを意識する必要がない

  • Netpath機能
    まさに求めていたSaaSへの経路監視を実現

  • 統合監視
    死活・性能・サービスプロセスの監視を一つの画面で実現

  • サポート
    提案時のベンダー・メーカーのサポートについてもご評価いただきました

 

効果

冒頭ご紹介した通り、700台以上のサーバー・ネットワーク機器、

50を超えるSaaSアプリケーション、社内アプリケーションの監視にご活用いただいています。

 

ダッシュボードから全国の拠点を一つのマップで統合的に管理し、不具合があれば即座にマップからドリルダウンして確認、

原因究明と対策にあたることができる体制を構築されています。問題発生時の対応時間を大幅に短縮いただくことができました。

 

また、監視対象の追加にあたり特別な知識を必要としないため、

既存の多数の機器の監視対象への追加や、今後想定されるシステムの拡張や拠点の拡大にも、容易に対応いただけるようになりました。

 

NetPath機能では拠点からSaaSサービスへの経路を見える化し、

現在のIT環境では必須となっているSaaSサービスの障害の早期発見や、

問題が自社内にあるのか通信キャリアもしくはサービスプロバイダ側にあるのかを判別することが可能になりました。

また、いつの間にか収束して調査も困難なSaaSにまつわるトラブルも

NetPathの機能で過去にさかのぼって状態を把握することができるようになりました。

 

システムの計画にあたり、問題点と改善案をエビデンスやデータで提示できるようになったため、

経営層とより建設的なやり取りができるようになったというコメントもいただきました。

 

 

オンプレミスとクラウドのハイブリッドな環境のネットワーク・サーバー・アプリケーションを、

一つの画面で一元的に監視して安定稼働を図りながら、蓄積されたデータを将来の投資に対しても活用していくという、

SolarWindsの提唱するObservabilityを実現する一つのモデルになるのではないかと私たちは考えています。

 

最後に、印象的なエピソードをいくつかご紹介させてください。

 

「先日、Microsoft365の障害でメールやチャットにつながらなくなるという事象がありました。

その際もNetPath機能で経路を監視していたため、ダッシュボードからNetPathを確認することで

問題の所在がプロバイダー側にあることが把握でき、いち早くユーザーに通知を出すことができました。

これまでは関連する機器の正常性の確認や、サービスプロバイダへの問い合わせなどに数日かかるケースもあったそうですが、

今回はものの10分で初動対応が完結しました。」

 

「Active DirectoryからIDaaSへの同期アプリケーションで問題が起こった際、

不具合の原因にたどり着くにはネットワーク、サーバー、アプリケーション、

全てのログを精査して問題点を特定していく必要がありました。

SolarWindsの導入で特定のアプリケーションサービスの停止を一目で突き止めることができ、

障害対応にかかる時間を大幅に短縮することができました。」

  

以上、株式会社SHIFT様の導入事例を先出でご紹介いたしました。

今後のアップデートにもご期待ください!

 

SolarWinds HYUGA