今回はソーラーウインズのアプリケーション監視ツールの一つである、WPM(Web Performance Monitor)をご紹介いたします。

こちらは文字通り、ウェブサイトのパフォーマンス(性能)を監視するソフトウェアになります。製品の概要を以下でご説明致します。

 

WPMの紹介

ウェブサイトをブラウザで閲覧している際にテキストは普通に表示されているにも関わらず画像が表示されていない、もしくはウェブページ上で何か実行されているものが遅くて表示がされていないことがあったりしていないでしょうか?

または、ロケーション(ファイアウォールの内側・外側、もしくはリモートオフィスやクラウド環境等)によってウェブサイトのアクセスが遅くなっていたりすることもよくあったりすることがあるかと思います。

 

このようなシーンにおいて、原因追究のためのテスト環境を構築するのも大変であり、ユーザに同じサイトを定期的にブラウジングして頂くのも大変な作業になります。そこで、WPM(Web Performance Monitor)を利用することで、以下のようなものが可視化することができテスト環境を構築でき原因分析に役立てることができます。

 

  • 複数拠点からのページの読み込み時間
  • ページの中で表示に時間がコンポーネント(ボトルネック)の調査
  • ウォーターフォール・チャート
  • ウェブサイトのブラウジングをレコーダーに記録することで、アクションを記録しプレーヤーで再生することで、自動的にウェブサイトのテストを実行

 

WPMを利用すると便利な内容であることはこのあとに説明致します。

まずは概念図を以下に記載します。

こちらを見て頂くと理解して頂けると思いますが、まずはレコーダーからウェブサーバに接続し、アクション(マウス操作を含めてウェブページのブラウジング)を記録します。

記録したアクションをプレーヤーがインストールされているサーバで再生させて、同様の操作をウェブサーバに接続してアクションを行わせます。

定期的にこの接続に関する情報を収集することにより、ウェブサーバのユーザ体感を測定することが可能となります。

WPMの概念図

 

■アプリケーションのウェブパフォーマンスの問題に関してトラブルシューティングを行います

社内のウェブアプリケーションのパフォーマンスをエージェント導入せずにテストします。CRM, ERPおよびヘルプデスクのようなアプリケーションを監視などにも適しております。

また、ファイアウォール内にインストールされたソーラーウインズの「ウェブサイト監視ソフトウェアがエージェントを利用することなくウェブサイトを安全に監視することが可能です。

 

ファイアウォールの内側からSharePointやExchangeの監視ができます

 

E-Commerceなどのアプリケーションを複数のロケーションから監視することができます

 

■一つのビューでインフラのウェブパフォーマンスを監視

ウェブサイトで利用されている、CSS, HTML, JavaScript®およびサードパーティのプラグインの問題によりレンテンシを識別・診断します。エキスパートレベルのウェブサイトの監視ツールでウェブサイトの可用性に影響を与えるインフラストラクチャーのパフォーマンス問題をドリルダウンして調査します

  

トランザクションの詳細とトランザクションの可用性の図

 

■ソーラーウインズのインフラストラクチャーを監視するコンポーネント(NPM/SAM/WPM)を利用することにより統合的に可視化

ソーラーウインズのORION製品はそれぞれのモジュールが連携しあってボトルネックを可視化します。つまりウェブ関連の問題があった場合にそれに連携するネットワークやサーバインフラなども含めて可視化することから、複数のモジュールを合わせて利用すると、効率の良い監視が可能となります。

 

ウェブアプリのユーザー体感を見るために統合されたビュー

 

これだけでもかなりの可視化ができているが、そのほかにも優れている点が以下にあります。このうち2,3紹介したいと思います。

  1. Webサービス/SaaSアプリケーションパフォーマンス
  2. 詳細な処理時間の指標に関するトラブルシューティング
  3. 関係性のマッピングによる迅速な根本原因の分析
  4. ブラウザベースのトランザクションレコーダ(スクリプティング不要)
  5. 複数のロケーションからのウェブサイトのユーザ体感の監視

 

■詳細な処理時間の指標に関するトラブルシューティング

ウェブサイトのアプリケーションパフォーマンス全体に影響を与える遅いウェブページの要因(※)やトランザクションを識別・解決します。

  • 遅いと思われるウェブページのコンポーネントを識別することによって、迅速に問題に対するトラブルシューティングを行う
  • ページがどこをみても遅くローディングしているもしくは特別の地域だけに発生しているものかどうかを判断します
  • さらに早くページをロードすることによりスピードを上げることで、サーチエンジンの検索結果を改善します

(※)Monitor & Test Website Speedというソフトウェアにて実現しております。

コンポーネントについては以下のようなウォーターフォール・チャートのような形でシーケンシャルに描画されます。これによりどのコンポーネントが処理に時間がかかっているのかが一目瞭然でわかります。

 

WPMのウォーターフォール・チャート


■関係性のマッピングによる迅速な根本原因の分析

遅いウェブサイトのユーザ体感を監視します。ウェブサイトのパフォーマンスの影響を与えているインフラストラクチャーの問題箇所をドリルダウンして調査します。

 

統合されたフロントエンドとバックエンドのウェブアプリケーションのモニタリング

エンドユーザがウェブサイトのテストに利用されるアプリケーションがあります。それがファイアウォールの内側もしくは外側から監視されているとします。

 

ファイアウォール周辺のアプリケーションの一例

 

一般的にフロントエンド・バックエンドのコンポーネントについては以下のようなものが含まれます。これらをWPM一つで原因分析を行うことは不可能です。しかしながら、ソーラーウインズ製品は前述にもある通り、複数のモジュールで構成されていることから、モジュール間で連携することによりウェブサイトのパフォーマンスを可視化することができます。

 

AppStackスタックを利用したビュー

以前ブログでも紹介したAppStackですが、WPMにも実は対応しております。WPMの時はどのような表示になるのかも含めて再度おさらいをしたいと思います。

遅いウェブページなどは赤いアイコンで表示を行う

リクエストが届いていないウェブページなどは黒いアイコンで表示を行う

 

そのほかに、アイコンをクリックすることにより、ボトルネックの箇所を表示します。ウェブアプリ、DB、サーバインフラ、ストレージ含めて一つの画面で確認できることは非常に効果的であります。

 

■ブラウザベースのトランザクションレコーダ

ウェブアプリケーションのユーザ体感に関するトラブルシューティングを行うために、もう一つの手段があります。

プロアクティブにウェブサイトをアクセスすることにより、定期的にウェブサイトのスループットを測定することにより、ユーザ体感の監視を行います。そのために、ウェブのトランザクションをレコーディング(記録)することにより監視サーバの方で可視化を行います。通常ユーザがウェブアクセスする動作をシミュレートするのは難しいが、WPMにはトランザクションを記録するレコーダと再生するプレーヤーがあり、この二つを利用することでウェブサイトの体感を測定することができます。

 

よく利用するウェブサイトをトランザクションとして登録

 

ウェブのトランザクションをレコードすることができます。

これを利用することによりウェブページのダウンロードプロセスを可視化

 

  • レコーダを利用することでトランザクションを記録

独自のブラウザを利用し、左側のウェブページを表示し、右側にTimeLineを表示する。

1つのウェブページを表示(ステップ)内でアクションを記録し、トランザクションの中で記録する。

テキストおよびイメージについて同様なものがあるかどうか判定可能

(ダイナミックなウェブページなどに判定できる)

 

テキスト検索および画像検索

 

このように、ウェブサイトのパフォーマンスを監視することができます。


もしウェブサイトが何か遅いと感じた場合に是非ご利用下さい。