今回のトピックはNutanix Community Editionについてです。

Nutanix CEのトライアルという意味での参加と(対応済みである)SolarwindsのNPMでシステム監視ができるかどうかを確認します。

Nutanix社よりNutanix Community Edition - Blogコンテストもあり、そちらのへの投稿もかねてブログの記載致します。

 

そもそもSolarwindsとNutanixの関係は?

先月(2015年6月)に開催されたNutanixの「.NEXT Conference 2015」の新製品発表において、Nutanixのプレゼンテーション資料の中でSolarwindsがエコシステムパートナーとしてUSでは提供されていることが記載されております。

※詳細はこちらをご参照下さい。

Solarwindsとして、日本に関してはまだNutanix社とのリレーションは全くございませんが、今回の検証が一つの事例として取り上げられればと考えています。

日本での監視ソフトウェアのNutanix対応は調査できておりませんが、USの方ではSolarwindsとの合同検証を行っているようです。

 

もし今回の検証がうまくいくようであれば、Solarwindsの監視ソフトウェアでNutanixにて構成されるシステムがすべて監視できることになります。

 

Nutanix CE版の検証環境のインストール

Nutanix CE版を検証するにあたり機材を用意する必要があります。Nutanix社からのシステム要件について以下のスペックを満たすハードウェアが必要であるとのこと。

 

Community Edition 最小システム要件

ハードウェア
スペック
Servers
1, 3 & 4 Servers
CPU    
Intel CPUs, 4-Cores minimum, with VT-x support
Memory
16GB minimum
Storage SubsystemRAID0(LSI HBAs) or AHCI storage sub-systems
Hot Tier(SSD)One SSD per node minimum, ≧ 200GB per node
Cold Tier(HDD)One HDD per Node Minimum, ≧ 500GB per node
NetworkingIntel NICs

 

上記内容をサーバで用意すればそんなに敷居は高くないのですが、今回は複数台のサーバを用意するほどの費用と時間がなかったため選定したのは以下のスペックものでした。

 

【選定マシンのスペック】

DELL Optiplex 9010SFF

 

ハードウェア
スペック
CPUCore i7 3770 3.4GHz(4Cores)
Memory8GB(4GBx2)
HDD500GB
NetworkingIntel 82579LM Ethernet LAN 10/100/1000

 

上記の場合、CPUとネットワークはスペックを満たすもののメモリとStorageに関しては満たしてはいないため、メモリ 8GBx4(計32GB)、Storageに関してはSANDISK製のSSD960GB(今後の検証のために大目に)を購入にセットアップ。

※セットアップの様子をすべてアップすると長くなるため(一部)省略

 

まずはNutanix Community EditionのPublic Betaの登録とダウンロードを行い、ダウンロードしたバイナリをUSBメモリに書き込み後、USBブートするとこのような画面が出現

Nutanix CEのUSBブート時の画面


ブート画面のあとに、言語およびIPアドレス(物理IPアドレス、Cluster IPアドレス)を設定し、EULAを熟読してStartを選択するとインストールが始まります。

インストール画面(インストール失敗の画面)


 

画像はインストール失敗した時の画面ですが、再度インストールしたら成功しました。成功した場合は「Success!」と表示がされます。(画面イメージを取り忘れてしまいました)

(詳細のインストール方法はこちらに掲載されています)

その後Clusterのセットアップの画面に移り、Clusterの起動およびDNSサーバの設定を行います。

 

Clusterの作成画面

 

DNSサーバの設定

 

ここまで来ると、インストールは完了となります。この後、ブラウザを利用してNutanixのCE版に設定を行います。

 

Nutanix CE版のウェブ画面での設定

Web画面での設定内容としては以下の内容を実施する必要があります。

  • Storage Pool(Diskを束ねて構成)の作成
  • Container(ESXで言うところのデータストア)の作成
  • 仮想マシンの作成
  • ゲストOSのインストール
  • SNMPの設定

 

まずはNutanix CEの管理画面にログインします。ログインするとPRISMという管理ツールが見えてきますので、パスワード設定を行いその後ログインするとダッシュボードが見えてきます。


管理ツール(PRISM)のログイン画面

ログイン後のダッシュボードの画面

 

ダッシュボードの画面においては以下のものが確認できます。後ほど以下のリソースを監視できる設定をSolarwindsのソフトウェアでご説明致します。

  • Hypervisor/Storage/VM/Hardware Summary
  • Cluster-wide Controller IOPS
  • Cluster-wide Controller IO B/W
  • Cluster-wide Controller Latency
  • Cluster CPU/Memory Usage
  • Health
  • Data Resiliency Status
  • Critical/Warning/Info Alerts
  • Events

 

Storage Poolの作成を行います。Storage Poolの設定はStorageの項目で設定を行います。その後右上のStorage Pool/Containerで設定を行います。

Storageのメニューを選択


Storage Pool / Containerの作成

 

Storage Pool/ Container作成後の画面(1.03TiB利用可能)

 

仮想マシンの作成・ゲストOSのインストール

仮想マシンを作成するには、まずは仮想ネットワークを定義します。その後必要な仮想マシンのリソースを定義します。はじめにVMのメニューを選択します。

VMのメニューを選択


Network / 仮想マシンを作成

 

VLAN0でネットワークを作成(これをゲストOSと接続)


ゲストOS名、vCPUとメモリを指定(1CPUで4GB程度を指定)

 

 

注意:GuestOSにWindowsをインストールする際はそのままだとインストールするドライブが見当たらないため、VirtIOのSCSIドライバーを読み込む必要があります。そのためWindowsのisoイメージ以外にVirtIOが入っているイメージ(virtio-win-0.1.96)をマウントさせる必要があります。

※VirtIOはfedora Projectのページからダウンロード可能です。

仮想マシンの設定

 

その設定がないと以下のような画面が表示されます。

Windowsのインストール先が指定できなくなります

 

VirtIOをISOイメージとして読み込ませておくとインストールができるようになります。

VirtIOのisoイメージを読み込んでおくとこのように表示されます

 

問題なくドライバーの場所を指定するとインストールするドライブが表示されます

 

インストールが終了するとVMのメニューのテーブルに追加されます。

VMメニュー(Table)の画面イメージ

 

Nutanix CEの環境と仮想マシンのセットアップを行いました。次にSNMPの設定を行います。

 

Nutanix CE版のSNMP設定

右上のメニューからSNMPを選択します。

SNMPのメニューを選択

 

SNMP Configurationにて、Transportsの設定でProtocolをUDP, Portを161で設定する。

Transportsの設定

 

次にUsersの項目でadminを作成し、Priv type/ Auth typeを(パスワードを)設定します。(イメージ中のkomiyaというアカウントは無視してください)

このアカウントを利用してSNMPのポーリング時に情報を取得できるように設定します。

 

Usersの設定

 

最後にTrapsの項目を設定します。こちらは障害時のトラップの情報を受ける設定になります。

 

Trapsの設定

 

こちらでNutanix CE側の設定は終了となります。

 

 

ゲストOS(Windows)のSNMP設定

サーバマネージャを起動して「役割と機能の追加」を選択j

サーバマネージャのダッシュボード画面

 

「次へ」クリックします。

「開始する前に」の画面

 

「次へ」クリックします。

「インストールの種類の選択」の画面

 

「次へ」をクリックします。

「対象サーバの選択」の画面

何もせずそのまま「次へ」をクリックします。

 

「サーバの役割の選択」の画面

 

SNMPサービスをチェックします。

「機能の選択」の画面

 

インストールをクリックします。

インストール オプションの確認

 

これでSNMPの機能のインストールは終了です。次にツールに移り、サービスをクリックします。

ツール上のサービスをクリック

 

SNMP Serviceをダブルクリックします。

サービス(ローカル)の画面

 

SNMP serviceのプロパティで「セキュリティ」のタブをクリックし、受け付けるコミュニティ名で追加をクリックし、追加するコミュニティを「public」と入力して、「追加をクリックします。」

SNMP Serviceのプロパティの画面

 

次にこれらのホストからSNMPパケットを受け付けるで「SNMP」のサーバを登録する。(監視ノードのIPアドレスを入力)

入力が終わったら最後に「OK」をクリック

SNMP Serviceのプロパティの画面

 

こちらでゲストOSのSNMP設定は終了となります。次回はNPMのインストール、設定方法について記載します。