今回のトピックはAWS(Amazon Web Services)との連携についてSolarwinds製品の利用方法に関してご紹介いたします。

 

ハイブリッドクラウド環境の運用に関して

企業のシステムの運用方法についてどのようにお考えになっていらっしゃいますでしょうか?仮想化技術でシステムを統合して企業内で管理する方法もあれば、パブリッククラウド側に移行してしまい、クラウド業者に運用を任せてしまう会社もあるかも知れません。

しかしながら、企業によってはセキュリティの兼ね合いもあり顧客データのような個人情報の扱いデータをクラウド上に置くことを懸念して、DBサーバなどをプライベートクラウドに配置している会社もあり、そのような会社はパブリック、プライベートのクラウドを管理していかなくてはいけません。

離れた環境下で運用していた場合、プライベートは自社、パブリックはクラウド事業者といった運用方法になってしまいます。たとえばウェブサーバはパブリック側に構築して、DBはプライベートクラウド側に構築した場合はどうでしょうか?障害またはレスポンスが悪いといった場合にどこがボトルネックになっているのかを検出するまでに非常に時間がかかることにあり、プライベートクラウド・パブリッククラウド側で原因の切り分けを行うことも考えられます。そのようなことにも迅速に対応する意味でも両方のクラウドを一つの監視ソフトウェアで監視を行うことは重要なことです。

 

ハイブリッドクラウド概要

 

今回はSolarwinds製品を利用したハイブリッド環境での運用管理についてご説明します。

 

■プライベート・パブリッククラウドのノードを一括管理、またアプリケーションに関しても一括管理

Solarwindsはマルチベンダー対応でエージェントレスの監視ソフトウェアです。一つのビューでプライベート・パブリッククラウドのリソースを一括で管理可能です。クラウド間のネットワーク、ノード監視、アプリケーションの監視、データベースのパフォーマンス監視、仮想化の監視、ストレージの監視など一つのビューで見せることにより、運用者は複数のツールを使い分ける必要がなくなります。

また、AWSではマネージド型のデータベースサービス(RDS)などが提供されていますが、こちらについてもSolarwinds製品でパフォーマンス監視ができます。

 

プライベートクラウドのみで監視した場合(その1)

 

プライベートクラウドのみで監視した場合(その2)

 

プライベートクラウドのみで監視した場合(その3)

 

一つのビューで監視することにより、両クラウド間での障害切り分けをスムーズに行うことができ、またSolarwinds製品の特徴でもある稼働状況を見ながら障害の兆候などを発見することにより、予防を施すことができるようになります。

 

Solarwinds製品を利用したハイブリッドクラウド環境での監視

 

それでは、AWS仮想マシンとその上で動作しているIISの監視設定を行います。

 

■AWS上の仮想マシンの監視とIISの監視について

それでは、AWS仮想マシンとその上で動作しているIISの監視設定を行います。

まずはEC2上で仮想マシンを作成し、その仮想マシンでSNMPのサービスとIISを設定します。

EC2上にWindowsのGuestOSが起動されているので、そちらにリモートデスクトップを利用して接続して、SNMPサービスとIISのサービスを起動します。

 

EC2の管理画面

 

サーバマネージャの機能の画面


 

SNMPのプロパティの画面


IISとSNMPを起動し、SNMPについてはパケットを受け付ける状態にします。(画面上はすべてのホストから受け付ける設定になっているが、実際はホストを指定してください)

次にネットワーク設定にあたる、VPCの設定を確認します。

ここでは監視製品が通信できるポートを定義します。SolarwindsのORION(WebConsole)が通信できるTCP/UDPに必要ポートを追加します。

 

VPCの設定画面


設定ポートについては、こちらにドキュメントがございますので、ご参照ください。

すべてのポートから通信する設定も可能ですが、余計なトラフィックを流さないためにもポート指定をお願いします。

これでEC2側の設定は終了ですが、次にOrion側の設定を行います。

 

次にOrion側を設定します。Networkの検出にて、プライベート側のノードが存在するネットワークの指定とEC2側のパブリックのIPアドレスを指定し検出します。

検出が終了するとサマリーの画面にて、EC2で作成したGuestOSが見つかるため、そのGuestOSのアプリケーションの監視設定を行います。

 

ノードのサマリー画面


アプリケーションのタブからアプリケーションのスキャンを行います。

 

アプリケーションのスキャン設定


Manage Application Monitor TemplatesからIISのテンプレート(「Internet Information Service(IIS)6」と「Microsoft IIS SMTP Server」)を選択して、次をクリックします。(その1)

 

Manage Application Monitor Templates(その1)


Add New Application Monitorsの画面において、「Internet Information Service(IIS)6」と「Microsoft IIS SMTP Server」を選択し、次へをクリックします。(その2)

次に対象のノードを選択し、右側の項目に移動して、次へをクリックします。(その3)

Credential TESTの項目になるので、こちらで対象ノードのIPアドレスadministratorのパスワードを入れます。(その4)

その後ノードがアサインされるので、これでアプリケーションの監視もできるようになっています。(その5)

 

 

Add New Application Monitors(その2)

 

 

Add New Application Monitors(その3)

 

 

Add New Application Monitors(その4)

 

 

Add New Application Monitors(その5)

 

これにて、設定は終了になります。

まずは、ノードの情報を確認します。以下の画面はAWS側のGuestOSの情報になります。マウスオーバーするとグローバルIPが出てきています。

App Healtのところも赤くなっておりますが、状態が取れています。(GuestOSがIGBのため、環境的に悪いところもあります)

 

AWS側のGuestOS状態


次にプライベート側のGuestOSの状態を確認します。

こちらは、192.168のアドレスのGuestOSの状態も見ることができますので、一つの画面で両方のGuestOSの状態が見ることができます。

 

プライベートクラウド側のGuestOSの状態


また、アプリケーションについても、同様に確認します。

こちらについても、WIN-XXXで始まっているAWSのアプリケーションとORION―XXXで始まっているアプリケーションが同時に監視できていることが確認できます。

AWSのアプリケーションとプライベート側のGuestOSに載っているアプリケーションを同時に監視

 

上記のように一つのビューにて両クラウドのGuestOSの監視とアプリケーションの監視の設定についてご紹介しました。

RDSに関する内容については検証終了後にブログの方でご報告させていただきます。


■RDS【(Amazon) Relation Database Service】の対応について

RDSに関する内容については現在検証中ですが、簡単にご紹介します。

RDSに関しては、Solarwinds製品でデータベースのパフォーマンスを解析するソフトウェアでDataBase Performance Analyzer(DPA)が対応しております。

こちらはデータベースをAWSのサービスとして利用するものです。

EC2のインスタンス作成のメニューにあります。

EC2のメニューのRDS紹介

 

DPAにおいての設定画面にもRDSの設定できる画面があります。

 

DPAの設定画面

 

こちらを設定できると以下のような画面が出てきます。

DBのインスタンス単位でCPUやメモリに影響が与えているものが表示されます。(赤丸部分はInstanceの表示になります)

 

DPAの画面

 

また、どのようなQueryがパフォーマンスに影響をあたえているのかも分析できるようなものになっています。

 

影響を与えているQuery表示

 

このようにAWS提供のアプリケーション周辺もSolarwinds製品で監視することができます。

AWSとの統合監視で是非Solarwinds製品をご利用ください。

前回と今回のトピックでセットアップしたNutanix CEを監視システムで登録し、監視を行うことができるのかを確認します。

文中に出てくるOrionとはNPMを利用するためのコンポーネントになります。

 

NPM(評価版)の設定

セットアップ完了したNPMにログインをします。

初期設定時はパスワードなしでそのままログインできます。(のちにパスワード変更はお願いします)


Orionログイン画面

 

ログインするとトップ画面が表示されます。ここで右上の設定をクリックします。

Orionトップ画面


設定画面の中で「Network Sonar Discovery」をクリックします。

設定画面


Network Sonar Discoveryの画面において、「新しい検出を追加」をクリックします。

Network Sonar Discovery画面


Network Sonar ウィザードの画面においてSNMP認証を行います。コミュニティ名は特に決めていないのでそのまま「次へ」をクリックします。

Network Sonar Wizard画面(SNMP)


エージェント設定の画面になりますが、今回は初回のチェックを入れずそのまま「次へ」をクリックします。

Network Sonar Wizard画面(エージェント)


VMwareの設定項目になります。こちらについてはVMwareサーバがありませんが、そのままでも問題ないため「次へ」をクリックします。

Network Sonar Wizard画面(VMware)


Windowsの情報となります。こちらもそのまま「次へ」をクリックします。

Network Sonar Wizard画面(Windows)


対象ノードをIPアドレス、サブネットを指定して検出するか、特定のノードでホストを指定します。

Network Sonar Wizard画面(ネットワーク)


検出設定になります。こちらについてはデフォルト設定で変更せずに「次へ」をクリックします。

Network Sonar Wizard画面(検出設定)

 

検出スケジュール作成になりますが、こちらは頻度を「1回」の状態で検出をクリックします。

  (設定完了後にスケジュール頻度を変更する場合は別途設定をお願いします)

Network Sonar Wizard画面(検出スケジュール作成)


検出をクリックするとネットワークに対してノードを検出しに行きます。しばらくすると結果が返ってきます。

検出画面


Network Sonar 結果ウィザードが表示されます。そのまま「次へ」(または「インポート」)をクリックします。

Network Sonar 結果ウィザード画面(デバイス)

Network Sonar 結果ウィザード画面(インタフェース)

Network Sonar 結果ウィザード画面(ボリューム)

Network Sonar 結果ウィザード画面(インポートプレビュー)


インポートをクリックするとOrion DBへのデータ追加が行われます。

結果をインポート

 

Orionトップの画面に戻り、左上のすべてのノードのところで追加された不明のノードが見えていれば、それがNutanix CEのノードになります。

このあと、Nutanix SNMP Pollersを利用してNutanixのClusterを組まれているノードの認識を行います。


Nutanix SNMP POLLERSのセットアップ

Nutanix SNMP Pollersを以下のサイトでダウンロード可能です。

SolarWindsNutanixConfigs.zipをOrionが動作しているサーバでダウンロードします。(別サーバでダウンロードした場合には別途NPMサーバにコピーしてください)

NUTANIX SNMP POLLERのリンク先

こちらのファイルを展開すると以下のファイルが入っております。

Nutanix SNMP Pollersのファイル

 

2つのファイルが入っており、UnDPの拡張子のファイルがNutanix用のデバイスポーラーのファイルになります。(Universal Device Poller)

PDFファイルについては、デバイスポーラーの設定の手順書になります。

UnDPファイルを取り込みにはデバイスポーラーを立ち上げてインポートする必要があります。

デバイスポーラーはウィンドウズのアプリケーションとして提供されています。

NPMが動作しているサーバでデバイスポーラーを起動します。

アプリの一覧


ユニバーサルデバイスポーラーを起動します。こちらからデバイスポーラーをインポートします。

ユニバーサルデバイスポーラーの画面


先ほどダウンロードしたデバイスポーラーを指定し「開く」を選択します。

ユニバーサルデバイスポーラーのインポート


ポーラーをすべて選択してインポートする。

ユニバーサルデバイスポーラーのインポート


すべて定義済みポーラーで登録されます。その後はOrion(NPM)側での設定になります。

 

 

Orionのビュー設定

Nutanix CEの情報をブラウザ側で表示するためにOrion側でビューの設定を行います。

Orionのトップ画面から「設定」項目をクリックして「ビューを管理」をクリックします。

設定の画面で「ビューを管理」を選択


「ビューを管理」を選択し、ビューの編集画面に移ります。ここで「ノードの詳細-サマリー」を選択し「編集」をクリックします。

「ビューを管理」の画面


ノードの詳細の名称を「Nutanixノードの詳細」に変更して、更新ボタンをクリックします。

再度「ビューを管理」を確認してNutanixノードの詳細の項目が増えていることを確認します。

「ビューを管理」の画面


 

デバイスポーラーからビューへの変数設定

ポーラーの情報をNPM側に出力できるようにチャートにデータを送る設定を行います。

ClusterIopsの項目を選択し、右クリックして「Web表示」を選択します

ポーラーのWeb 表示設定

 

Web表示の項目でNutanixノードの詳細があります。こちらの「チャート」の内容にチェックを入れてください。

Web表示設定項目画面


こちらのチェックを残りのポーラーの項目に対しても同様の内容を行います。


 

NPM側のビューの項目追加

ビューの画面から「Nutanixノードの詳細―サマリ」を選択して、ビューの編集画面に移ります。

こちらの画面において、「列1」のリソースの項目にデバイスポーラーにて追加した項目がすべて載っているか確認します。

Nutanixノードの詳細内容


こちらが確認できたら、次はノードの登録に移ります。


NPM側のノード登録

NPMのすべてのノードの画面において不明のノードが出ていると思います。

一台は物理ホストのIPでもう一台はClusterIPアドレス(192.168.12.161)になります。

すべてのノード


このClusterIPアドレスについて、SNMPの設定を行います。

管理の画面にて「ノードの編集」をクリックします。

管理の画面


プロパティの編集の中でポーリング方法という項目があります。こちらで先ほどNutanix CE上でSNMPの設定で入れた項目を入力します。

こちらをすべて入力して、下のほうにテストという項目がありますので、クリックして確認します。

プロパティの編集画面

 

テストして問題なければ、Nutanix CE側から情報が取れることになります。

テスト結果

 

次はポーラーからの情報をNPMが取り込めるようにする必要があります。Nutanix CEのノードのポーラーを選択します。

Nutanix CEのサマリ

 

こちらを選択すると「ポーラーの割り当て」の画面に遷移します。この中でNutanixとつくものについてすべてチェックをつけます。


ポーラーの割り当て


こちらを有効にすると、Nutanix CEの中での監視を行うことができます。

ノードの詳細やレンテンシなどの情報がこのように見ることができます。

 

ゲストOS側の確認

NPMNutanix CE内のゲストOSの状態を確認します。


ゲストOSの状態確認

 

問題なくゲストOSも情報が確認できました。


 

考察

今回Nutanix CENPMSNMP Pollerを利用して監視することができましたが、やはりベータ版ということもありいくつか対応できないものがあった。(運用上特に問題はない)

AcropolisHypervisor)がKVMベースであったことから一度Solarwinds製品でも対応できていない部分についてはやはり表示ができなかっただと思うので、Product版がGAされてから再度検証した良いと思われる。

今までのハードウェアアプライアンス側の製品を直接設定したことがないが、そちらのものと比較して何が表示できて、何が表示できなかったのか?

そのあたりを今後調査していきたいと考えています。

一部動作が不安定なところもあり、うまく設定が反映されなかった時には再起動を何回か行うこともあります。

※現時点での対応でもSolarwindsの機能としては十分にシステム監視には利用できます。

 


eb表示の項目でNutanixノードの詳細があります。こちらの「チャート」の内容にチェックを入れてください。

                        

前回のトピックはNutanix Community Editionのセットアップについて簡単にご説明致しました。

今回および次回の「トピックでセットアップしたNutanix CEを監視システムで登録し、監視を行うことができるのかを確認します。


Solarwinds NPM(評価版)のインストール

まず監視ソフトウェアのインストールを行います。SolarwindsのNPMを行いますが、今回は評価版(30日間利用可能)のソフトウェアを利用します。

※30日間過ぎてNPMをアンインストールして再インストールしても利用できませんので、御注意ください。

Solarwindsのホームページ(http://www.solarwinds.com/jp)にアクセスします。

Solarwindsのホームページ

 

画面を下にスクロールすると「無料試用版のダウンロード」というタブが出てきます。そこをクリックします。

「無料試用版をダウンロード」をクリック


ダウンロード行う際に必要事項を入力する項目が出てきます。こちらをすべて入力するとソフトウェアをダウンロードするページに移動します。

空欄をすべて埋める


Orion NPMのダウンロード準備が終わりましたと表示されている画面で。「ここをクリックしてダウンロード>>」をクリックします。クリックするとダウンロードが始まります。

NPMダウンロードページ


ポップアップが表示されたら、「ファイルに保存」を選択します。

 

保存した後は、NPMをインストールするWindowsサーバ(2008R2/2012R2どちらでも可)のデスクトップにコピーします。

ここでNPM(評価版)インストールするための 最小システム要件を以下に記載します。

こちらのスペックは満たさなくても動作はしますが、推奨程度ないとデータベースの検索などで時間がかかる可能性があります。

【ハードウェア要件(仮想サーバでも可能)】

 

ハードウェア
スペック
CPU2.0GHz, Dual Processor かつ 2Coresが推奨ですが、1CPUでも動作します。
MEMORY

8GB minimum(12GB以上推奨)

Storage System40GB以上【RAID1(OS用)、RAID10(Orion/DB用)合計6本が望ましいがSSDx1でも可能】
Networking1GB NIC x 1以上あればよい

【ソフトウェア要件】

 

ソフトウェア
要件
Operating SystemWindows Server 2008R2SP1, Windows Server 2012 and 2012R2(評価版に限りWindows7/8でも動作可能)
.NET Framework.NET 3.5SP1, .NET 4.0.3(両バージョンとも必要)
Web Console BrowserInternet Explorer 8以降, Firefox 32.0以降, Chrome 40.0以降
Web ServerMS IIS 6.0以降
SQL ServerSQL Server 2008, SQL Server 2012, SQL Server 2014(評価版はSQL Server 2008 Expressがローカルにインストールされます)


NPMの評価版をインストールするサーバのデスクトップにコピーしたあと、zipファイルを展開します。

NPMのZIPファイルを展開


展開後はフォルダ内に以下のようなファイルが見えてきます。

ダウンロードファイルの内容


  • NPM11-5-2_RN.pdf(NPMに関するドキュメント
  • OrionPlatform-v2015.1.2-HotFix1(修正HotFixになりますので、必要であれば適応)
  • Solarwinds-NPM-v11.5.2-Eval(NPMのインストーラー)

ここでインストーラーをダブルクリックし、インストールを開始します。まず初めに「Solarwinds登録」のポップアップが出てくるので、ダウンロード時に登録した電子メールアドレスを入力し、「続ける」をクリックします。


電子メールアドレス登録画面


この後にNPMのセットアップが始まります。「次へ」をクリックします。

セットアップ画面

 

優先する言語を選択するポップアップが出てくるので、好きな言語を選択する。(ここでは日本語にしています)

優先言語選択画面


IISのセットアップの画面になりますが、IISをしないため「Orionのインストールを続行します」を選択

IISインストール画面


EULA(エンドユーザライセンス契約書)が表示されますが、「ライセンス契約書の条件に同意します」にチェックを入れて「次へ」をクリックします。

エンドユーザライセンスの画面


インストール先の選択になります。指定がなければそのまま「次へ」をクリックします。

インストール先の指定


Orion DBのインストール先の設定になります。高速インストールを選択してローカルのディスクにインストールします。

今後監視対象が大きくする場合は、別ノードにインストールすることをお勧めします。(データベースへのアクセスが多くなるため)

Orion DBのインストール先の選択


QoE(Quality of Experience)の設定になります。今回はQoEを利用することはないので「後で有効にする」を選択します。

QoE設定画面


ファイルのコピーの開始するポップアップが出てきます。ここは「次へ」を選択します。

ファイルのコピーの開始画面


インストールが開始されます15分くらいかかると思いますが、そのままにしていたら終わります。

インストール開始画面


 

注意:

設定ウィザードでウェブサイトの最適化中がありますが、あまり長いインストールで下の「Webサイトの最適化のスキップ」を押したいところがあるとか思います。

こちらの最適化をスキップするとデータベースへのアクセスが遅くなるため、こちらはクリックしないようにお願いします。

ウェブサイトの最適化の画面


しばらくするとOrion設定ウィザードの完了が表示されますので、「終了」をクリックします。

これでNPMのインストールが終了となります。次はNPMのコンフィグの設定に移ります。

今回のトピックはNutanix Community Editionについてです。

Nutanix CEのトライアルという意味での参加と(対応済みである)SolarwindsのNPMでシステム監視ができるかどうかを確認します。

Nutanix社よりNutanix Community Edition - Blogコンテストもあり、そちらのへの投稿もかねてブログの記載致します。

 

そもそもSolarwindsとNutanixの関係は?

先月(2015年6月)に開催されたNutanixの「.NEXT Conference 2015」の新製品発表において、Nutanixのプレゼンテーション資料の中でSolarwindsがエコシステムパートナーとしてUSでは提供されていることが記載されております。

※詳細はこちらをご参照下さい。

Solarwindsとして、日本に関してはまだNutanix社とのリレーションは全くございませんが、今回の検証が一つの事例として取り上げられればと考えています。

日本での監視ソフトウェアのNutanix対応は調査できておりませんが、USの方ではSolarwindsとの合同検証を行っているようです。

 

もし今回の検証がうまくいくようであれば、Solarwindsの監視ソフトウェアでNutanixにて構成されるシステムがすべて監視できることになります。

 

Nutanix CE版の検証環境のインストール

Nutanix CE版を検証するにあたり機材を用意する必要があります。Nutanix社からのシステム要件について以下のスペックを満たすハードウェアが必要であるとのこと。

 

Community Edition 最小システム要件

ハードウェア
スペック
Servers
1, 3 & 4 Servers
CPU    
Intel CPUs, 4-Cores minimum, with VT-x support
Memory
16GB minimum
Storage SubsystemRAID0(LSI HBAs) or AHCI storage sub-systems
Hot Tier(SSD)One SSD per node minimum, ≧ 200GB per node
Cold Tier(HDD)One HDD per Node Minimum, ≧ 500GB per node
NetworkingIntel NICs

 

上記内容をサーバで用意すればそんなに敷居は高くないのですが、今回は複数台のサーバを用意するほどの費用と時間がなかったため選定したのは以下のスペックものでした。

 

【選定マシンのスペック】

DELL Optiplex 9010SFF

 

ハードウェア
スペック
CPUCore i7 3770 3.4GHz(4Cores)
Memory8GB(4GBx2)
HDD500GB
NetworkingIntel 82579LM Ethernet LAN 10/100/1000

 

上記の場合、CPUとネットワークはスペックを満たすもののメモリとStorageに関しては満たしてはいないため、メモリ 8GBx4(計32GB)、Storageに関してはSANDISK製のSSD960GB(今後の検証のために大目に)を購入にセットアップ。

※セットアップの様子をすべてアップすると長くなるため(一部)省略

 

まずはNutanix Community EditionのPublic Betaの登録とダウンロードを行い、ダウンロードしたバイナリをUSBメモリに書き込み後、USBブートするとこのような画面が出現

Nutanix CEのUSBブート時の画面


ブート画面のあとに、言語およびIPアドレス(物理IPアドレス、Cluster IPアドレス)を設定し、EULAを熟読してStartを選択するとインストールが始まります。

インストール画面(インストール失敗の画面)


 

画像はインストール失敗した時の画面ですが、再度インストールしたら成功しました。成功した場合は「Success!」と表示がされます。(画面イメージを取り忘れてしまいました)

(詳細のインストール方法はこちらに掲載されています)

その後Clusterのセットアップの画面に移り、Clusterの起動およびDNSサーバの設定を行います。

 

Clusterの作成画面

 

DNSサーバの設定

 

ここまで来ると、インストールは完了となります。この後、ブラウザを利用してNutanixのCE版に設定を行います。

 

Nutanix CE版のウェブ画面での設定

Web画面での設定内容としては以下の内容を実施する必要があります。

  • Storage Pool(Diskを束ねて構成)の作成
  • Container(ESXで言うところのデータストア)の作成
  • 仮想マシンの作成
  • ゲストOSのインストール
  • SNMPの設定

 

まずはNutanix CEの管理画面にログインします。ログインするとPRISMという管理ツールが見えてきますので、パスワード設定を行いその後ログインするとダッシュボードが見えてきます。


管理ツール(PRISM)のログイン画面

ログイン後のダッシュボードの画面

 

ダッシュボードの画面においては以下のものが確認できます。後ほど以下のリソースを監視できる設定をSolarwindsのソフトウェアでご説明致します。

  • Hypervisor/Storage/VM/Hardware Summary
  • Cluster-wide Controller IOPS
  • Cluster-wide Controller IO B/W
  • Cluster-wide Controller Latency
  • Cluster CPU/Memory Usage
  • Health
  • Data Resiliency Status
  • Critical/Warning/Info Alerts
  • Events

 

Storage Poolの作成を行います。Storage Poolの設定はStorageの項目で設定を行います。その後右上のStorage Pool/Containerで設定を行います。

Storageのメニューを選択


Storage Pool / Containerの作成

 

Storage Pool/ Container作成後の画面(1.03TiB利用可能)

 

仮想マシンの作成・ゲストOSのインストール

仮想マシンを作成するには、まずは仮想ネットワークを定義します。その後必要な仮想マシンのリソースを定義します。はじめにVMのメニューを選択します。

VMのメニューを選択


Network / 仮想マシンを作成

 

VLAN0でネットワークを作成(これをゲストOSと接続)


ゲストOS名、vCPUとメモリを指定(1CPUで4GB程度を指定)

 

 

注意:GuestOSにWindowsをインストールする際はそのままだとインストールするドライブが見当たらないため、VirtIOのSCSIドライバーを読み込む必要があります。そのためWindowsのisoイメージ以外にVirtIOが入っているイメージ(virtio-win-0.1.96)をマウントさせる必要があります。

※VirtIOはfedora Projectのページからダウンロード可能です。

仮想マシンの設定

 

その設定がないと以下のような画面が表示されます。

Windowsのインストール先が指定できなくなります

 

VirtIOをISOイメージとして読み込ませておくとインストールができるようになります。

VirtIOのisoイメージを読み込んでおくとこのように表示されます

 

問題なくドライバーの場所を指定するとインストールするドライブが表示されます

 

インストールが終了するとVMのメニューのテーブルに追加されます。

VMメニュー(Table)の画面イメージ

 

Nutanix CEの環境と仮想マシンのセットアップを行いました。次にSNMPの設定を行います。

 

Nutanix CE版のSNMP設定

右上のメニューからSNMPを選択します。

SNMPのメニューを選択

 

SNMP Configurationにて、Transportsの設定でProtocolをUDP, Portを161で設定する。

Transportsの設定

 

次にUsersの項目でadminを作成し、Priv type/ Auth typeを(パスワードを)設定します。(イメージ中のkomiyaというアカウントは無視してください)

このアカウントを利用してSNMPのポーリング時に情報を取得できるように設定します。

 

Usersの設定

 

最後にTrapsの項目を設定します。こちらは障害時のトラップの情報を受ける設定になります。

 

Trapsの設定

 

こちらでNutanix CE側の設定は終了となります。

 

 

ゲストOS(Windows)のSNMP設定

サーバマネージャを起動して「役割と機能の追加」を選択j

サーバマネージャのダッシュボード画面

 

「次へ」クリックします。

「開始する前に」の画面

 

「次へ」クリックします。

「インストールの種類の選択」の画面

 

「次へ」をクリックします。

「対象サーバの選択」の画面

何もせずそのまま「次へ」をクリックします。

 

「サーバの役割の選択」の画面

 

SNMPサービスをチェックします。

「機能の選択」の画面

 

インストールをクリックします。

インストール オプションの確認

 

これでSNMPの機能のインストールは終了です。次にツールに移り、サービスをクリックします。

ツール上のサービスをクリック

 

SNMP Serviceをダブルクリックします。

サービス(ローカル)の画面

 

SNMP serviceのプロパティで「セキュリティ」のタブをクリックし、受け付けるコミュニティ名で追加をクリックし、追加するコミュニティを「public」と入力して、「追加をクリックします。」

SNMP Serviceのプロパティの画面

 

次にこれらのホストからSNMPパケットを受け付けるで「SNMP」のサーバを登録する。(監視ノードのIPアドレスを入力)

入力が終わったら最後に「OK」をクリック

SNMP Serviceのプロパティの画面

 

こちらでゲストOSのSNMP設定は終了となります。次回はNPMのインストール、設定方法について記載します。

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