【モニタリング101コース】 ITモニタリングの基礎講座: Lesson 1 - FCAPSモデル

Version 7

    【モニタリング101コース ITモニタリングの基礎講座】

    レッスン1:ITモニタリングを概念化しよう:FCAPSモデル

     

     

    皆様、こんにちは。

     

    このたびは、『Monitoring 101Course ITモニタリングの基礎講座』のレッスン1へようこそ。

    私は、ネットワーク監視分野において、ソーラーウインズ社でヘッド ギーク (Head Geek™)に認定された、

    レオン・アダト(Leon Adato) と申します。このコースで司会進行役を務めます。

     

    ソーラーウインズ社には、創業以来誇りとしている、ITプロのコミュニティが存在します。

    そこでアドバイスや討論を提供できる、知識と経験面でリーダーと認められるITプロ社員のことを、ヘッド ギーク (Head Geek™) と認定しています。

     

     

    レッスン1:ITモニタリングを概念化しよう:FCAPSモデル

     

    モニタリングの概念を構造化して、ある種のモデルや枠組みで体系化すれば、新しい概念が生じても積み上げられてきた体系のモデルに組み入れ、

    頭を容易に整理することが可能になります。幸いにして、ITのモニタリングには、そのようなモデルがすでに存在します。それはFCAPSと呼ばれるモデルです。

     

    FCAPSは、そのモデルを体系化する分類項目である、

    障害 (Fault)、容量 (Capacity)、管理 (Administration)、パフォーマンス (Performance)、およびセキュリティ (Security)

    を表す英単語の頭文字です。

    たとえば、ある都市から別の都市に向かって飛行する航空機を例にとれば、FCAPSモデルは次のようになるでしょう。

     

    FCAPS分類

    何を示すか

    航空機の場合

    障害 (F)

    どのような障害状況か?

    航空機は飛行中か? ゲートにいるか? 墜落したのか?

    容量 (C)

    数量や規模はどのくらいか?

    搭乗している乗客・乗員は何人か? 空席は何人分か? 燃料はタンク内にどのくらいあるか?

    管理 (A)

    誰が利用できる権限をもっているか?

    誰がこのフライトのチケットを買ったか? したがって、誰が搭乗することが許されているか? (現在、実際に搭乗しているかどうかに関係なく)

    パフォーマンス (P)

    どのくらい速いか?

    この航空機はどのくらいの速さで飛行しているか? 最適な燃料/酸素混合比を使用しているか? この航空機は1ガロン当たり何マイルの飛行距離を達成しているか?

    セキュリティ (S)

    誰が利用したか?

    誰がこの航空機に搭乗したか?

     

    管理 (誰がシステムにアクセスする権限をもっているか) およびセキュリティ (誰が特定の時点で実際にシステムにアクセスしているか) は、

    通常、セキュリティ チームやRADIUS/TACACSタイプのツールの守備範囲です。

    したがって、このコースでは、もっぱらFCPを取り上げることとし、ASはどこか別のところにお任せすることにします。

     

    このモデルは、非常に広範囲に渡るモニタリングという題材を単純化したものであることは確かですが、ほとんどのケースに適用できます。

    モニタリングは、繰り返しになりますが、FCAPS5分類のうち、障害(F)、容量(C)、パフォーマンス(P)に多くの事が関連しています。

     

    次のレッスンでは、ITモニタリングにおいて重要な監視の構成要素についてを予定しています。それまでの間に、以下について考えてみてください。

     

    • FCAPSモデルのF(障害)、C(容量)、P(パフォーマンス)という分類が、あなたの会社のモニタリングにおいて何を意味しているのか?

           課題の概念化を試してみてください。

     

    【モニタリング101コース】 ITモニタリングの基礎講座: Lesson 2 - 監視の構成要素  へ