Orion: ボリュームがしきい値を超えた際のアラート作成方法

Version 3

    ■ はじめに

     

     ボリュームに関して、Orionしきい値に達した場合のアラート作成を行います。

     

     

    ■ ポイント

     

     ボリュームのしきい値は、Orionオブジェクトとして「ボリューム」には存在しておらず、「ボリューム計画容量」に存在しております。

      (Orionオブジェクトの読み出しは、アラートやレポートにて使用いたします)

     

     -   As a main point, volume thresholds of orion object is not the "Volume" but the "Volume Capacity Forecasting".

     

     

    ■ しきい値

     

    個別設定: アラートしきい値 (設定>All Settings>ノード詳細>検索>ボリューム>プロパティを編集)

     

     

    「Orion容量しきい値を上書き」にチェックを入れると編集することが可能となります。

     

     

    英語版)

     Memo: キャパシティプランニング (容量計画)

     

    全体設定: Orionしきい値 (設定>All Settings>Orionしきい値)

     

     

     

    ■ アラート作成方法

     

      - アラート作成が初めての場合は、事前にWeb-based アラート管理 クイックビューと合わせてご確認ください。

     

    1. 「アラートの管理」>「新しいアラートの追加」にて、新規アラート作成

     

    2. アラートプロパティを入力します。

      

     2-1. 「アラート定義の名前」  "ボリュームしきい値(Orionしきい値)"

     2-2. 「有効(オン/オフ)」    デフォルトオフ。後に有効にするのを忘れないためオンに変更する

     2-3. 「アラートの評価頻度」  ボリュームポーリングは15分単位なので、そのアラート評価はDB負荷を下げるため10分とする

     

     

    3. 「トリガー条件」を入力します。

     

     3-1. 「アラート作成対象」を「ボリューム容量予測」に変更します。

      

     

     3-2. 「実際のトリガー条件で「少なくとも1つの子の条件を満たしている必要があります(OR)」に変更します。

     

     

     

     3-3. 「+」をクリックして、「2つの値の比較を追加」をクリックして追加します。

     

     

     3-4. 「すべてのフィールドを参照」をクリックします。

      

     

     3-5. 「現在の値」を使用します。後に、比較する値として、「警告しきい値」と「クリティカルなしきい値」を使用します。

     

     

     3-6. 「現在の値」選択後、「が次の値以上」に変更して、「警告しきい値」を選択します。

         「現在の値」選択後、「が次の値以上」に変更して、「クリティカルなしきい値」を選択します。

      

     

     

     3-7. 突発エラーをなくすため、「条件は次の時間より長く継続する必要があります」にチェックを入れて、10分とします。

     

     

     参考: 英語版構築すると以下の通りとなります。

     

    Key Point:

     -   As a main point, volume thresholds of orion object is not the "Volume" but the "Volume Capacity Forecasting".

     

    4. 「リセット条件」は、デフォルトのまま、「次へ」

     

    5. 「時刻」は、デフォルトのまま「次へ」

     

     

     

    6. 「トリガー アクション」を設定します。

     

     6-1. 「アクションを追加」にて「電子メール/ページを送信」を選択。

     

     6-2. 「アクションを設定:電子メール/ページを送信」にて記載します。

     6-3. ここでの事例は、メッセージにおける変数の使用例を記載致します。

    ※ 繰り返しアラート発行したい場合は、「実行の設定」(すでに確認済みの場合は実行しません) から設定可能です。

     

     6-4. 変数内容は以下の通りです。(コピー&ペーストで使用できます)

      (高度解説:DB構造体としてノード変数は使用できません。ボリューム変数内にあるノードとなります)

     

    ※ 実際使用する際は、ノード詳細にカスタムプロパティからの設置場所や担当者を記載するとよいでしょう。(後述)

     

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    【アラート】${N=Alerting;M=AlertTriggerTime;F=DateTime} に ${N=Alerting;M=AlertName} 越え発生

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    【発生内容】

     

    ${N=Alerting;M=AlertTriggerTime;F=DateTime} に ノード名: ${N=SwisEntity;M=Volume.Node.SysName} (${N=SwisEntity;M=Volume.Node.IP_Address})  のボリューム名:${N=SwisEntity;M=Volume.DisplayName} が、しきい値を超えました。

    現在のボリューム使用容量は、${N=SwisEntity;M=Volume.VolumeSpaceUsed} (${N=SwisEntity;M=Volume.VolumePercentUsed})であり、残りの空き容量は、${N=SwisEntity;M=Volume.VolumeSpaceAvailable} (${N=SwisEntity;M=Volume.VolumePercentAvailable})です。

     

     

    【ノード詳細】

     

    ノード名:     ${N=SwisEntity;M=Volume.Node.SysName}

    IPアドレス:  ${N=SwisEntity;M=Volume.Node.IP_Address}

    マシンタイプ: ${N=SwisEntity;M=Volume.Node.MachineType}

     

     

    【ボリューム詳細】

     

    ボリュームサイズ:      ${N=SwisEntity;M=Volume.VolumeSize}

    使用中の容量:        ${N=SwisEntity;M=Volume.VolumeSpaceUsed} (${N=SwisEntity;M=Volume.VolumePercentUsed})

    空き容量:          ${N=SwisEntity;M=Volume.VolumeSpaceAvailable} (${N=SwisEntity;M=Volume.VolumePercentAvailable})

    詳細URL(ボリューム):    ${N=SwisEntity;M=Volume.DetailsUrl}

     

     

    【現在値】(${N=Generic;M=ShortDate} ${N=Generic;M=ShortTime})

     

    ボリューム容量予測 現在の値:              ${N=SwisEntity;M=CurrentValue}

    ボリューム容量予測 クリティカル平均に達するまでの日数: ${N=SwisEntity;M=DaysToCriticalAvg}

     

     

    【設定されている警告値】

     

    ボリューム容量予測  警告しきい値:      ${N=SwisEntity;M=WarningThreshold}

    ボリューム容量予測  クリティカルなしきい値: ${N=SwisEntity;M=CriticalThreshold}

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     ■ カスタムプロパティの使用方法

     

    【ノード詳細】には、ホスト名、IPアドレス、マシンタイプのほかに、設置場所や市区町村を記載したほうが分かりやすいです。

    ボリューム変数内においてのノードカスタムプロパティ抜粋は以下の通りです。検索では、「カスタム」で検索すると一覧が表示されます。

     

    ${N=SwisEntity;M=Volume.Node.CustomProperties.部署}           // 部署 (ノード カスタム プロパティ)

    ${N=SwisEntity;M=Volume.Node.CustomProperties.AssetTag}       // AssetTag (ノード カスタム プロパティ)

    ${N=SwisEntity;M=Volume.Node.CustomProperties.PONumber}       // PONumber (ノード カスタム プロパティ)

    ${N=SwisEntity;M=Volume.Node.CustomProperties.市区町村}       // 市区町村 (ノード カスタム プロパティ)

    ${N=SwisEntity;M=Volume.Node.CustomProperties.コメント}       // コメント (ノード カスタム プロパティ)

    ${N=SwisEntity;M=Volume.Node.CustomProperties.Description}    // 説明 (ノード カスタム プロパティ)

     

     

     必要に応じて、ノード詳細などに記載すると便利かと思われます。

     

    ---

    【ノード詳細】

    ノード名:     ${N=SwisEntity;M=Volume.Node.SysName}

    IPアドレス:  ${N=SwisEntity;M=Volume.Node.IP_Address}

    マシンタイプ: ${N=SwisEntity;M=Volume.Node.MachineType}

    市区町村:  ${N=SwisEntity;M=Volume.Node.CustomProperties.市区町村}

    担当部署:  ${N=SwisEntity;M=Volume.Node.CustomProperties.部署}

    ---

     

     6-5. 通常、アラートメールは1回のみとなります。

       メールを繰り返し発行する場合は、「実行の設定」から変更できます。Orion: アラートメールを繰り返し発行する方法

     

     6-6. 実際の挙動を「シミュレート」にて確認します。

     

     6-7. 「シミュレート」は実行結果の表示のみとなります。 ※「実行」は、実際にテストメールが発行されます

     

     6-8. シミュレート結果

     

     6-9. 「トリガーアクション」ではメールのみならず、「NetPerfMonイベントログにアラートを記録」も加えておくとよいでしょう。

     

     6-10. 「NetPerfMonイベントログにアラートを記録」に、先ほどメール内に記載したアラート発生内容を貼り付けます。

     

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    ${N=Alerting;M=AlertTriggerTime;F=DateTime} に ノード名: ${N=SwisEntity;M=Volume.Node.SysName} (${N=SwisEntity;M=Volume.Node.IP_Address})  のボリューム名:${N=SwisEntity;M=Volume.DisplayName} が、しきい値を超えました。

    現在のボリューム使用容量は、${N=SwisEntity;M=Volume.VolumeSpaceUsed} (${N=SwisEntity;M=Volume.VolumePercentUsed})であり、残りの空き容量は、${N=SwisEntity;M=Volume.VolumeSpaceAvailable} (${N=SwisEntity;M=Volume.VolumePercentAvailable})です。

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     6-11. 設定例は以下の通りです。「時刻」や「実行の設定」は、デフォルトでよいので、そのまま、「アクションを追加」をクリックします。

     

     6-12. 「[リセット アクション]タブにアクションをコピー」をクリックして、「次へ」をクリック

     

    7. 「リセット アクション」を設定します。

     

     7-1. 「ボリュームOrionしきい値アラート」を「編集」します。

     

     7-2. リセットメール(つまり、復旧連絡メール)なので、アラートから復旧した内容に書き換えます。

     

     7-3. 記載した内容は以下の通りです。

     

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    【アラート復旧】${N=Alerting;M=AlertTriggerTime;F=DateTime} に ${N=Alerting;M=AlertName}

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    【状態内容】

     

    ${N=Alerting;M=AlertTriggerTime;F=DateTime} に ノード名: ${N=SwisEntity;M=Volume.Node.SysName} (${N=SwisEntity;M=Volume.Node.IP_Address})  のボリューム名:${N=SwisEntity;M=Volume.DisplayName} が、しきい値以下となりました。

    現在のボリューム使用容量は、${N=SwisEntity;M=Volume.VolumeSpaceUsed} (${N=SwisEntity;M=Volume.VolumePercentUsed})であり、残りの空き容量は、${N=SwisEntity;M=Volume.VolumeSpaceAvailable} (${N=SwisEntity;M=Volume.VolumePercentAvailable})です。

     

     

    【ノード詳細】

     

    ノード名:     ${N=SwisEntity;M=Volume.Node.SysName}

    IPアドレス:  ${N=SwisEntity;M=Volume.Node.IP_Address}

    マシンタイプ: ${N=SwisEntity;M=Volume.Node.MachineType}

     

     

    【ボリューム詳細】

     

    ボリュームサイズ:      ${N=SwisEntity;M=Volume.VolumeSize}

    使用中の容量:        ${N=SwisEntity;M=Volume.VolumeSpaceUsed} (${N=SwisEntity;M=Volume.VolumePercentUsed})

    空き容量:          ${N=SwisEntity;M=Volume.VolumeSpaceAvailable} (${N=SwisEntity;M=Volume.VolumePercentAvailable})

    詳細URL(ボリューム):    ${N=SwisEntity;M=Volume.DetailsUrl}

     

     

    【現在値】(${N=Generic;M=ShortDate} ${N=Generic;M=ShortTime})

     

    ボリューム容量予測 現在の値:              ${N=SwisEntity;M=CurrentValue}

    ボリューム容量予測 クリティカル平均に達するまでの日数: ${N=SwisEntity;M=DaysToCriticalAvg}

     

     

    【設定されている警告値】

     

    ボリューム容量予測  警告しきい値:      ${N=SwisEntity;M=WarningThreshold}

    ボリューム容量予測  クリティカルなしきい値: ${N=SwisEntity;M=CriticalThreshold}

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     7-4. 同様に、「NetPerfMonイベントログにアラート記録」も編集します。

     

     7-5. 「NetPerfMonイベントログにアラート記録」に記載した内容です。

     

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    ${N=Alerting;M=AlertTriggerTime;F=DateTime} に ノード名: ${N=SwisEntity;M=Volume.Node.SysName} (${N=SwisEntity;M=Volume.Node.IP_Address})  のボリューム名:${N=SwisEntity;M=Volume.DisplayName} が、しきい値以下となりました。

    現在のボリューム使用容量は、${N=SwisEntity;M=Volume.VolumeSpaceUsed} (${N=SwisEntity;M=Volume.VolumePercentUsed})であり、残りの空き容量は、${N=SwisEntity;M=Volume.VolumeSpaceAvailable} (${N=SwisEntity;M=Volume.VolumePercentAvailable})です。

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     7-6. 「次へ」をクリックします。

     

     

    8. 「アラート設定のサマリー」にて最後確認して終了します。

     

     8-1. 最終チェックします。

     

     8-2. 右下にあります「このアラートはすぐにアラートの範囲内のX個のオブジェクトでトリガーされます」にある「リストを表示」を確認することをおすすめします。

       現在、本アラートに該当しているオブジェクト(ここでは、ボリューム)が表示されます。

     

     

     

    ■ 確認環境

     

     - Orion Platform 2016.2.100, IPAM 4.3.2, SAM 6.3.0, DPA 10.2.0, NCM 7.5.1, IVIM 2.1.2, QoE 2.2.0, NetPath 1.0.1, NPM 12.0.1, NTA 4.2.1, UDT 3.2.4

     - Windows Server 2012 R2 (Japanese)

     

     

    ■ 添付ファイル

     

     - 本ドキュメントにおけるアラートを添付致します。

     - 作成時点のバージョンは上記の通りです。ローカル検証環境の当方のメールアドレスやSMTPサーバーはインポート後、変更する必要があります。

     - 本ファイルは本番前に設定・変更・確認する必要があります。

     - 本ファイルによる影響あっても責任持ちません。

     

     

    ■ 関連情報

     

    Orion: しきい値を超えた際のアラート作成方法

     

     

    ■ 参考情報

     

    Orion General Threshold - Disk Usage in Alerts

    Alert on Thresholds - SolarWinds Worldwide, LLC. Help and Support

    Set custom Alert thresholds for Volumes - SolarWinds Worldwide, LLC. Help and Support

    Create an alert for volume space and usage - SolarWinds Worldwide, LLC. Help and Support

    Example messages using variables

    Test alert triggers and actions