Version 16

    NPM12.0.1以降から、OrionCoreの一部の機能として、High Availablity(HA)の導入・構成が可能になりました。

      (※ライセンスは別途必要)

      (※FoEの後継です。既存FoEユーザはアップグレードパスが用意されています)

     

    FoEと比較すると、その導入プロセスは格段に簡略化されており、APEの追加手順と非常に似ています。

      ORION: 追加ポーリングエンジン(APE)の導入-"NPM12.0.1以降"編

      (※APE用インストーラと同一ファイルが利用されます)

     

    ※以下は2018/2/28 時点にて、NPM 12.2を最新版インストーラで導入した環境での例です。

     

     

    HA構成(セカンダリサーバをインストール)する手段は以下の3つがあります。

    A. Webコンソールからインストーラファイルをダウンロードして構築する方法 (※この場合は導入に必要なファイルを、メインサーバに取りに行く形になる)

    B. オンラインインストーラを利用する方法

    C. オフラインインストーラを利用する方法

     ※B,CはいずれもOrion製品の新規導入用のファイルが兼用となっており、これを利用する

     

     

     

    [事前確認事項]

    - Orionメイン側サービスが正常に稼働していることを確認する

      Orion製品全般: Orion サービスの停止/起動

    - Orionメイン(プライマリ)サーバ、HA構成(セカンダリ)サーバは、互いにホスト名解決ができる状態であること

    - HA構成サーバのハードウェア/ソフトウェア要件を満たしていること

      ※FoEと異なる点

       a. プライマリ/セカンダリは、それぞれ個別のIPアドレスを持ちながら「Virtual IPアドレス(VIP)」も併せ持つ。

        

       b. VIPは、Passiveな監視プロトコル(SNMP Trap, Syslog, NetFlow)の受信に用意されている

       c. VIPは、HA構成のプライマリ/セカンダリと同じセグメントのIPを利用する必要がある。(※VIP用のアドレスを事前に確保しておくこと)

       d. Solarwinds Channel (Heartbeat)用のNICが不要。同期はポーリングで利用するNICを共用する

       e. ハードウェア/OS構成が、同一である必要がない

    -ポート5671, 4369, 25672を利用するので開放しておく

      

    -WindowsUpdateは最新状態に更新済であること

    -アンチウィルス系ツールが導入されている環境では、無効化もしくは停止しておく

     

     

     

     

    [導入プロセス]

     

    A. Webコンソールからインストーラファイルをダウンロードして構築する方法

     

    1. セカンダリマシンから、Webコンソールにアクセス> 設定> All Settings> High Availability Deployment Summary

      

     

    2. [Setup a new HA server] に進む

       

     

    3. 別窓でHA説明の表示。[Get Started Setting Up A Server] に進む

       

     

    4. ライセンス入力の表示。後から適用できるので、Evaluateを選択して進める。

       

     

    5. Download Installer Now> インストーラファイルのダウンロード> 適当な場所に保存

      

     

    6. ファイルを実行 (※実行は「管理者権限で実行」を選択する)

      

     

    7. インストーラが走る。以下の画面で、OrionメインサーバのIPアドレス(又はホスト名)を入力

      

     

    8. [High Availability - Backup Server for Main Server Protection] を選択する

       

     

    9. Install Reportにて、Orionメインサーバに導入されている製品/バージョンが表示される。(リソース不足などの場合、その警告も表示される)

    ※PrimaryにNTAが導入されており、FSDBサーバが別サーバとして構築されている場合、後の[NTA FSDBサーバ指定の修正]を参照のこと。

     

     

    10. EULAに同意の後、インストールプロセスが始まる

       

     

    11. インストールプロセス完了し、続けて設定ウィザードが起動する。

     ※設定ウィザードは、以下参照のこと(Orionメインサーバで利用のSQLDB設定と同じ情報を用いて進める)

       Orion製品全般: SolarWinds設定ウィザード

     ※複数のポーリングエンジン検出のPopUpでは、Orionメインサーバの情報(IPアドレス又はホスト名)が表示されていることを確認する

     

     

    12. 設定ウィザードの完了

     

     

    13. Webコンソールにアクセス> 設定> All Settings> High Availability Deployment Summary> 導入完了したセカンダリサーバが確認できる

       

     

     

     

     

    B. オンラインインストーラを利用する方法 / C. オフラインインストーラを利用する方法

     ※オンラインか、オフラインかの違いだけで、進め方は同じ

     

    1. カスタマーポータルから、オンライン/オフラインインストーラを入手し、セカンダリサーバ上に置き、実行

      (※インストールファイルの実行は「管理者権限で実行」を選択する)

        

    2. Add a Scalability Engine を選択する

     

    3. ここから以降は、Aの7.以降の手順と同じ。

     

     

     

     

    [その他]

    - Orionメインサーバと同じく、アンチウィルス系ツール導入環境では、Orion関連フォルダの除外設定を実施すること

      Orion: アンチウイルス除外設定

     

     

     

    ※[NTA FSDBサーバ指定の修正]

    PrimaryにNTAが導入されており、FSDBサーバが別サーバとして構築されている場合、上の手順でセカンダリ構築を進めた場合、セカンダリサーバのNTAがFSDBに正しく接続できない。

    その結果、セカンダリにFailover時、NTAのflowdateが参照できない事象が発生する。(プライマリに戻すと正常に表示される)

    修正方法は、上の12が完了後に、そのまま継続してセカンダリサーバ上で以下の操作を実施する。

     

    1) NTAスタンドアローン用インストーラを入手 (2018/4/25現在、ファイル名は「SolarWinds-Orion-NTA-v4.2.3.zip」)

     

    2) 展開し、インストールファイルを実行 (※Orionサービスはそのままの状態で良い)

     

    3) NPM/NTA と FSDB が別立ての条件を選択> New NTA FSDBのBoxに既存FSDBのIPアドレスを入力してTest実施> Testが成功することを確認する。

     

    4) 続くセットアップウィザードと設定ウィザードを進めて完了し、上の13の状態を確認し、HA構成に進む。

     

     

     

     

    [関連情報]

    Orion: High Availablity(HA)の導入

    Orion: High Availablity(HA)の構成

    Orion: High Availablity(HA)の状態と設定、及びライセンス適用

    Orion: High Availablity(HA)のテスト