Orion: Network Sonar Discovery (ネットワーク検出)

Version 11

    ■ はじめに

     

    監視対象を Orion に登録するには、Network Sonar Discovery (ネットワーク・ソナー・ディスカバリー)にて、簡単に一括登録できます。

    本文章では、その登録の流れについて記載致します。全モジュールインストール版となりますが、基本画面に変更はございません。

     

     

    ■ 概要

     

    監視対象は、ノードインターフェイスボリュームを基本とした3つのエレメエント(要素)で構成されます。

    最初から必要な登録のみを行うと漏れなどによる未登録が発生するため、まず最初は一括登録を行った後に不必要な対象を削除するとことをおすすめしています。

     

     

    ■ 製品と監視対象

     

     - Orion : ノード、ボリューム

     - NPM : インターフェイス

     - NCM : コンフィグ(ノード単位)

     - UDT : ポート

     - SAM : アプリケーション

     

     

    ■ 環境

     

     - Windows Server 2012 R2 (2016/11/11時点FullPatch)

     - Orion Platform 2016.2.100, IPAM 4.3.2, SAM 6.3.0, DPA 10.2.0, NCM 7.5.1, IVIM 2.1.2, QoE 2.2.0, NetPath 1.0.1, NPM 12.0.1, NTA 4.2.1, UDT 3.2.4, WPM 2.2.1

     

     

    ■ 手順

     

    0. インストール直後、Orion Web コンソール画面。 そのまま、ログインします。(初期設定では、admin / NULL(パスワード無し) となっています)

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    1. ネットワークソナーウィザードの実行フローが記載されています。そのまま、"START" をクリック。

     流れとしては、ネットワーク環境 > 資格情報 > ネットワークデバイスの検出 > 結果の確認 > 検出されたデバイスのインポート となります。

     *上記画面に行かない場合は、設定>Network Discoveryをクリックからたどり着けます。

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    2.  ネットワーク選択を行います。ここでは、登録対象のネットワーク指定をおこないます。以下、それぞれを解説します。(管理者ガイド:Network selection

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    2-1. スキャンは最大で512デバイスほどが最速結果が得られます。最初はネットワーク範囲を大きくしないことをおすすめいたします。

     

        IPレンジ:     192.168.0.0 - 192.168.12.1.255 など、ネットワーク範囲ができます。

        サブネット:    192.168.0.1/24 など、サブネット指定ができます。

        IP ADDRESSES: 直接IPアドレス指定ができます。.csv ファイルやエクセル管理などをされているお客様はここにコピー&ペーストできます。

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    2-1-1. サブネット内の「Seed Router」を使うと、一括でサブネット登録できるので非常に便利です。 この機能は、指定されたルータのルーティングテーブルを読み取り、

       シードルータを含むクラスAネットワーク(255.0.0.0マスク)上のデバイス、シードルータ上のすべてのインターフェイスを含むクラスCネットワーク(255.255.255.0マスク)を検出します。

     

    2-1-2. サブネット > Seed Router をクリック

     

    2-1-3. 「Seed Router IP Address」にシードルータを記載して、適切なSNMPコミュニティ名を入れてテストします。

        テストが成功したのを確認して、「SCAN ROUTER」をクリックします。

     

    2-1-4. 検出されたサブネット一覧が以下表示されます。Orionに追加したいサブネットを選択して、「ADD」をクリックします。

     

    2-2. Active Directoryのドメインコントローラを照会することができます。また、OU(組織単位)で制御可能です。

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    2-3. この記事では、IPレンジでネットワークの範囲指定 192.168.0.1 - 192.168.0.255 のように記載しております。

     

     

    3. SolarWindsエージェントが導入されているデバイスをスキャンします。初回はありませんので、そのまま、"次へ" をクリックしてください。

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    4. NPM 導入時において、VMware API を用いて、VMware vCenter や ESX(i) 監視ができます。

     ワンポイント:ESX(i) 側 SNMP 有効の場合にネットワークソナーディスカバリでスキャンできますが、SNMPが無効の場合はスキャン対象となりません。

          その場合、別途、個別にノード登録として、ICMP with VMware API(クレデンシャル)にて追加してあげる必要が御座います。

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    4-1. 資格情報をクリックして、資格情報(管理)名・ユーザー名・パスワードを入力します。

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    4-2. ここでは、ESXi 6.0 の資格情報を登録しました。 確認できたら、"次へ" をクリックします。

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    5. NCM 導入において、ネットワークデバイス設定管理が表示されます。

     ネットワーク機器にログインしてコンフィグバックアップなどを行うために必要となります。スキップしても後から設定できます。

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    5-1. ネットワーク機器にログインするための SSH/TELNET 情報を記載します。

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    5-2. ここでは、SWconfig 資格情報を作成しました。 確認したら、"次へ" をクリックします。

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    6. ネットワーク機器情報を取得するための、SNMP コミュニティを設定します。 初期設定では、 public と private があります。

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    6-1. 対象機器に設定されている SNMP コミュニティ を追加します。

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    6-2. ここでは、solarwinds1 というコミュニティ名を追加しました。 必要なコミュニティを追加して、"次へ" をクリックします。

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    7. Windows サーバーの情報を登録します。 WMIでスキャンするため、administrator 権限が望ましいです。

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    7-1. 資格情報名、ユーザー名、パスワードを記載します。

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    7-2. ここでは、Admin という資格情報名を登録しました。 そして、"次へ" をクリックします。

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    8. 監視設定項目となり、"基本のスキャン選択" と "デバイスの手動/自動登録の選択" ができます。 

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    8-1. 最適なポーリング方法として、"WMI" と "SNMP" を行います。多くの場合は、SNMP 選択が望ましいと思われます。

      目安と致しましては、以下参考ください。

     

     - WMI : Windows サーバーが多い場合に選択

     - SNMP : ネットワーク機器が多い場合に選択

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    8-3. 機器スキャン後は、手動で確認して登録を行えますが、自動登録することも可能です。

      その場合は、"Automatically monitor based on my defined monitoring settings" を選択します。

     ※補足:スキャン対象がない場合でもホップアップメッセージやイベントログには記録されません。情報として、アクティブアラートとして記録/メール発行されます。

       (アクティブ アラートの詳細 -  Network Discovery and Import complete - 対象 Import Finished

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    8-4. "DEFINE MONITORING SETTINGS..." をクリックすると、事前に、自動登録の設定ができます。

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    8-5. 自動登録のインターフェイス設定画面

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    8-6. 自動登録のボリューム設定画面

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    8-7. SAM が導入されている場合において表示されれます。 自動登録のアプリケーション設定画面。

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    8-8. UDT が導入されている場合において表示されれます。 自動登録のポート設定画面。

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    9. 検出設定となります。 デフォルトで問題ありませんが、スキャン範囲が大きい場合などは調整(タイムアウトを短くなど)が必要です。

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    10. スキャンは初期設定では1回となります。 後に、手動実行やスケジュール実行ができます。 そのまま、"検出" をクリックすると検出がはじまります。

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    11. 以下の通り、ネットワークを検出しています... と出力されます。 スキャン範囲にもよりますが、数分ほど待ちます。

      スキャン範囲が広い場合や応答時間が長い場合は、タイムアウトまで大幅に時間がかかります。最初はスキャン範囲を狭めることが望ましいです。

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    ※ 検出エラーの原因は以下の通りです。何も検出できなかった画面となります。その際の確認事項を示します。

     

     - 対象ネットワークが異なる

     - ネットワーク機器にSNMP設定されていない

     - ネットワーク機器にACLが設定されている

     - SNMPコミュニティが違う

     - WMI クレデンシャルが違う

     - ファイヤーウォールなどで対象ネットワークがスキャンできていない

     

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    11-1. 検出中の画面となります。対象機器が取得された場合は、以下の通り、「検出されたノード数」がカウントされます。

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    11-2. 先に記載した通り、「検出されたノード数」がカウントアップしています。しばらく画面を見て待ちます。

      # なお、"RUN IN BACKGROUND" をクリックすると、バックグラウンド実行されるようになり、Network Sonar Discovery 画面に戻ってしまいます。

      # このとき、手順 12. には自動で画面切り替えが行われないので、手動で結果のインポートを後に行う必要があります。

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    12. 正常に検出できた場合の画面となります。対象機器、ネットワーク機器やサーバー機器が並びます。そのまま "次へ" をクリックします。

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    13. NPMが導入されていると、インターフェイス登録画面となります。

      初期設定ではアップリンクのみで、物理、仮想とも追加されます。 "次へ"をクリックします。

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    14. UDTが導入されていると、ポート登録画面となります。UDTは基本的にフロアスイッチの全ポート監視となりますので、

      "手動でダウン情報"や"管理目的でのシャットダウン" にチェックを入れて、"次へ" をクリックします。

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    15. ボリューム登録画面となります。サーバーなどの Cドライブ、Dドライブに当たる箇所となります。そのまま、"次へ" をクリックします。

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    16. SAMが導入されていると、アプリケーション登録画面となります。 デフォルトのまま、"次へ" をクリックします。

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    17. 各種スキャンされた一覧が出力されます。 ここではチェックは外さずに、すべて、登録します。 "インポート" をクリックします。

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    18. 検出結果をインポート中の画面となります。 1,2分かかりますので、しばらく待ちます。

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    19. インポートが完了した画面となります。そのまま、"次へ" をクリックします。

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    20. SAMが導入されてい場合において、表示されます。 導入されていない場合は、登録完了となります。

      SAMが導入されている場合は、そのまま、"次へ" をクリックでも登録できます。また、別途、SAM設定からも登録ができます。

     ※別途、登録する場合は、キャンセルをクリックします。一旦区切るためにも、キャンセルで別途設定がよろしいかもしれません。

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    21. アプリケーションスキャン対象一覧が表示されます。 対象ノードを追加します。

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    21-1. ここでは、Windows をすべて選択しました。 選択が完了すると、"次へ" をクリックします。

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    22. 監視アプリケーション一覧画面となります。必要なテンプレートを選択します。

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    22-1. ここでは、Windows 基本サービスとなる "Windows Server 2003-2012 Services and Counters" を選択しました。

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    23. 必要に応じて、監視対象となるアプリケーションのクレデンシャル(ID/パスワード)を追加します。

      初期設定では、監視対象ノード(サーバー)を登録したときのクレデンシャルが用いられます。 設定して、"次へ" をクリックします。

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    24. サマリーとなります。 特に問題ないので、そのまま、"START SCAN" をクリックします。

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    25. アプリケーション監視のスキャンが開始されました。これはバックグラウンドで実行されております。 "FINISH"をクリックして終了します。

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    26. "FINISH" をクリックすると、SAMのトップ画面となります。 アプリケーションスキャンは状況により5分~10分ほど掛かるため、

      登録直後は、まだ状態確認できていない灰色のアイコンとなっています。

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    ■ 参考資料

     

    // 管理者ガイド抜粋

    Network Sonar Discovery

    Network Sonar Wizard

    Network Discovery Using the Network Sonar Discovery Wizard - SolarWinds Worldwide, LLC. Help and Support

     

    // 最新トレーニングビデオ

    Create a Manual Discovery Job - Video - SolarWinds Worldwide, LLC. Help and Support

    Create a scheduled discovery job - video - SolarWinds Worldwide, LLC. Help and Support

     

    // 旧トレーニングビデオ

    SolarWinds Orion® Platform Training: Running a Network Discovery - YouTube

    SolarWinds Server & Application Monitor Training: Discovering Applications - YouTube