STS/ETS: Ping Sweepを使う

Version 3

    今回は、スタンダード・ツールセット/エンジニアズ・ツールセットに含まれる Ping Sweep の使い方を紹介します。

    一般的なPingは、あるネットワークデバイスにICMP Echo Request(タイプ8)を送信し、その返信内容により状況を判断します。

    もっと端的に書くと、コマンドを実行するコンピューターから宛先ネットワークデバイスへの疎通が確認できます。

     

    しかし、複数台のネットワークデバイスへの疎通を一括して確認したい場合、少し面倒な作業が必要となります。

    下記はいずれも192.168.0.0のネットワークにある192.168.0.10から192.168.0.20まで、まとめてPingを実行するというコマンドラインです。

    Windows のコマンドプロンプトを使う場合

     for /L %a IN (10,1,20) DO ping /n 1 /w 3 192.168.0.%a | find "="

    MAC OSX のターミナルを使う場合

     for i in {10..20};do ping -c 2 -W 100 192.168.0.$i | grep "icmp_seq"; done

     

    もっと簡単にすませる方法がないのか?

    ソーラーウインズの提供するスタンダード・ツールセットに含まれているPing Sweepを使えば簡単にすみます。

    Ping Sweepを実行し、Enter ranges to scars:にIPアドレスの範囲をしてしてください。

    IPアドレスの範囲は、-(ハイフン)でつなげたり、サブネットを入力したり、さらにカンマでリストにすることができます。

     例

     192.168.0.1-192.168.0.20

     192.168.0.1-20

     192.168.0.0/24

     192.168.0.0 255.255.255.0

    ※複数IPアドレスを指定したリストを用意してPing Sweepを実行することも可能です。リストを使ったPing Sweep記事をご参照ください。

     

    Ping Sweepを起動した際に表示される画面

    PingSweep01.png

    Scan for: をAllではなく、レスポンスのあるものだけ(Responding)、レスポンスのないものだけ(Not Responding)を

    選択することにより、レスポンスのあるもの(もしくはないもの)のみを表示することが可能です。

     

    Scan for: を Responding を選択し、172.20.12.0/24 と 172.20.13.0/24のサブネットに対しPing Sweepをかけた結果

    PingSweep02.png

     

    結果の出力

    何を出力するのか、IP Address(IPアドレス)、Response Time(レスポンス時間)、DNS(名前解決)を選択し、

    Export Format(出力形式)を選択してください。CSV、XML、HTML、PDF、Image(画像)が選べます。

    また、どの結果を出力するのか、ということも選択可能です。すべてを選ぶ場合、Select All(すべて選択)、

    Unselect All(すべて解除)

     pict06.png

     

    設定画面

    Gadget Settingsから各種設定が可能です。

    PingSweep03.png

    Titlesタブにてタイトル(Title)とサブタイトル(Subtitle)の表示を設定できます。

    PingSweep04.png

    ICMP SettingsにてICMPの送信パケット数やタイムアウト値、TTLなどを設定できます、

    PingSweep05.png

    Max outstanding packets: 同時に送出するパケット数

    ICMP timeout: タイムアウト値

    Pings per node: ノードあたりのPing送信数

    Packet time-to-live: パケットのTTL

    Delay between Pings: Ping時の遅延設定