Failover Engine (FoE)について (その2) + Q&A

Version 2

    Orion Failover Engine Deployment Options and Q&A

     

    以下は、上のURLのthwack記事を、簡潔に和訳したものです。

     

     

    **高可用性(High Availability)と、災害復旧(Disaster Recovery)の違いとは?**

    ・高可用性(High Availability)とは、

    同一サイト(データセンター内、LAN)内でのフェイルオーバーを指す。例えば、HDDの障害などで、同じラックに設置されている他のサーバへのフェイルオーバーなど。

    ・災害復旧(Disaster Recovery)とは、

    WANを跨いだ他のデータセンターへのフェイルオーバーを指す。東京データセンターが地震や火事などの災害により機能しなくなった場合、大阪など別の場所にスイッチし機能を継続すること。

     

    ユーザがどちらを好むかは別として、それぞれ特性を知っておく必要がある。

     

     

    **高可用性(High Availability)の特性**

    プライマリサーバとセカンダリサーバ共に、2つのNICを用意する必要がある。

    1つは監視ツールとしての運用用。このIPアドレスは、プライマリサーバとセカンダリサーバとで同一のアドレスを共用する。

    もう1つは、フェイルオーバーチャンネル用。ハートビート用とも呼ばれ、ファイルやレジストリ情報をリアルタイムで同期するもの。

    FoEのパケットフィルタリング機能により、共用される運用用IPアドレスは、「アクティブ」サーバでのみ通信可能な状態で動作する。

    この利点の1つとして、ユーザからOrionサーバへのアクセス、OrionからDatabaseサーバへのアクセス共に、フェイルオーバー後も何も変わらない点である。

    ネットワーク管理者の視点としては、SyslogSNMP Trap、又はNetFlowなど管理機器からのアクションに関する設定を、何も変更する必要がない。

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    **災害復旧(Disaster Recovery**

    上の高可用性との比較で記す

    ・基本的に異なるサイト(WAN越しの別サブネット)に設置する為、運用用IPアドレスは共用ではない。

    ・管理機器からSyslogSNMP Trap、又はNetFlowOrionサーバに飛ばす運用をしているなら、フェイルオーバー発生時には、これらの設定(発信先IPアドレス)も再設定が必要。或いは、管理機器にプライマリ/セカンダリの両サーバに発信するように、予め設定しておく必要がある。

    SQLのフェイルオーバーも検討する必要あり。パフォーマンスの理由から、Orion - SQLデータベース間の接続はWAN経由は推奨されない。

    image

     

     

    **Q&A**

    1. 利用中のOrionサーバが物理マシンの場合、セカンダリマシンも物理マシンでなければならない?
    2. いいえ。Orion FoEは、以下のようなフェイルオーバーが利用できます。

        Physical to Physical

        Physical to Virtual

        Virtual to Virtual

     

    1. FoEは製品として、新規発表されたものか?
    2. いいえ。NeverFail社の技術がベースとなっており、その高可用性/災害復旧技術に対し、VMware社も承認しています。

     

    1. MSやその他アプリのアップデートやパッチ適用などで再起動が必要な場合は?
    2. FoEは手動でのファイルオーバーが可能です。セカンダリーサーバへの切替え後、同期を一時停止し、アップデート適用後にフェイルバックと同期を再開することができます。

     

    1. NPMSAMIPAMを持っていますが、NPMSAMだけをフェイルオーバーの対象とすることができますか?
    2. いいえ、特定のOrion製品のみをフェイルオーバーの対象として選択することはできません。これは各Orion製品がWindowsサービスを共有している為です。

     

    1. FoEのライセンスはどのように定義されていますか?
    2. Orion主要製品(Primary Product)に対しライセンスを定義しています。

    現在では、NPMSAMNCM3製品が主要製品として位置付けされています。FoEライセンスを1つでも所有していれば、その他のOrion製品(VNQMIPAMNTAなど)は、無償でフェイルオーバーの対象になります。

    例えば、NPMNCMNTAを所有の場合、「FoE for Two Primary Products」が必要となり、NTAは無償で対象になります。

     

    その他、以下のような場合では、

    Server 1: Orion NPM, NTA & IPAM

    Server 2: Orion Additional Poller

    Server 3: Orion NPM

    Server 4: Orion Enterprise Operations Console or EOC

     

    それぞれのサーバに、以下のFoEライセンスが必要になります。

    Server 1: Orion Failover Engine for One Primary Product

    Server 2: Orion Failover Engine for Additional Poller

    Server 3: Orion Failover Engine for One Primary Product

    Server 4: Orion Failover Engine for EOC

     

     

     

    [関連情報]

    Failover Engine (FoE)について (その1)

     

     

    [関連資料]

    http://www.solarwinds.com/support/failoverengine/docs/SQLFailoverOptions.pdf

    http://www.solarwinds.com/support/failoverengine/docs/PreparingOrionFailoverEngineInstallation.pdf

    http://www.solarwinds.com/support/failoverengine/docs/OrionFailoverEngineAdministratorGuide.pdf

    SolarWinds Knowledge Base :: How to Apply Operating System (OS) Patches or Hotfixes with Minimal Interruptions